2025/12/24 15:23
東京発のストリートブランドとしての始動
APPLEBUM(アップルバム)は、2005年に東京で誕生したストリートファッションブランドです。
ブランド名は、アメリカのヒップホップグループ「A Tribe Called Quest」の楽曲『Bonita Applebum』に由来し、音楽カルチャーへの深い敬意を示しています。
ブランド設立当初から「反骨・発明・ユーモア」をコンセプトに掲げ、既成概念に囚われない自由な発想と創造力を武器に独自の世界観を築き上げてきました。
その根底には、1980〜1990年代のヒップホップ黄金期の文化、ブラックミュージック、バスケットボールや映画など多様なカルチャーへのリスペクトがあり、それらをサンプリングのように引用・再構築したプロダクトを展開しています。
この手法は音楽制作と同様、カルチャーを再編集し、新たな価値として提示するものであり、APPLEBUM(アップルバム)ならではの個性となっています。
国内外から支持されるまでの軌跡
APPLEBUM(アップルバム)は創業当初からその世界観が注目され、2009年にはSTUSSYやWu‑Tang Clanといった世界的ブランド・アーティストとのコラボレーションを実現します。
これらの取り組みによって、日本国内だけでなく海外市場でもその存在感を確立し、現在ではアジア、アメリカ、ヨーロッパなどグローバルに展開しています。
また、限定生産のアイテムを中心としたマーケティング戦略や、グラフィックに込められた物語性がSNSを通じて拡散され、多くのファッション感度の高い若者たちから支持を集めました。
APPLEBUMのプロダクトは単なる衣服ではなく、カルチャーそのものを身にまとうという意味合いを持ち、現代のストリートファッションにおける“語れる服”としての価値を確立しています。
創業者たちが体現したカルチャーへの愛
APPLEBUM(アップルバム)の創業者は坂口宗生氏と宮尾政宏氏です。
両者はともに東京育ちで、90年代のヒップホップカルチャーをリアルタイムで体験しながら青春時代を過ごしてきた背景を持ちます。
坂口氏は現在、ブランドの代表取締役社長として全体の方向性を牽引し、音楽や映画といったカルチャーのエッセンスをファッションに昇華させる役割を担っています。
一方の宮尾氏は創業初期からグラフィックやブランドコンセプトの構築に携わり、APPLEBUM(アップルバム)独自のビジュアルアイデンティティを形成してきました。
彼らの活動の根底には「ファッションとはカルチャーそのものである」という強い信念があり、それがブランド全体に一貫した物語性を与えています。
APPLEBUM(アップルバム)は今もなお、創業者たちのカルチャーに対する深い造詣と敬意を根幹に据えながら、時代に即した新たな表現を生み出し続けています。

